皆様、おはようございます。名古屋格安会議室のフジコミュニティセンターです。
今日も寒いですね。
寒くて売れるものの一つに冬物のコートがあります。
近年、暖冬でコートが売れない=アパレル業界苦戦という構図ができております。
それもそのはずでコートというのは、生地の段階から夏物に比べ単価が高いのです。
すなわち製品価格が高いということになります。
簡単に服ができるまでを書きますと
・ 原糸
・ 染色(糸に色付けする工程)
・ 撚糸(糸を撚り合わせて、丈夫な長い糸にする)
・ 反物を織る
・ 補修(織った反物の不具合を直します)
・ 整理(検反)
ここまでで生地が出来上がります。その後
・ パターン起こし
・ 縫製
・ 附属品取り付け
・ 仕上げとプレス
・ 検品
ときて、1着の服ができるわけです。
コート生地はカシミヤとかアンゴラが入っていますので、糸の単価がまず高いです。
色々な工程を経ると、1反(50m)で原価が3,000円を越えるものもあるわけです。
原価で3,000円を越えるものはコートになると75,000円とか100,000円になってきたりするので、驚きです。
で、何がいいたいかと言いますと、そんな苦労して作ったものでも暖冬であれば売れないということなのです。
売れない製品は在庫となり、会社にとっては悩みの種となります。
シーズンが異なると流行りも変わり、売れないからです。
で、値下げして在庫処分すると、赤字になる・・・。
なのでアパレル業界は納期にとてもシビアです。
納期が遅れるとせっかく作った生地が台無しになる可能性があるからです。
ユニクロ等アパレル大手は高いと売れないのが分かっているので、生地を作りや縫製等の加工をアジア(インドやベトナム等)で行うことで原価を抑え、販売価格をできるだけ安くしています。
ただ、それは大企業ということもあり、大ロットで発注できるから成り立つのであって、中小企業が同じことをやろうとすると、小ロットで工賃が割高かつ貿易コスト等で採算が合わないわけです。
というわけで、アパレル業界は天候(気温)に大きく左右されるので非常に難しいのです。
寒い冬にコートがたくさん売れて、繊維業界に明るい兆しがあるといいなと思います。
今日も1日頑張りましょう!
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